AIを知ろう! 第3回 AIの進化は未だほんの入り口

AIを知ろう! 第3回 AIの進化は未だほんの入り口

AIは人間を超えていくか。

「AIを知ろう!」シリーズの初回で”キホンのキ”、2回目で”確変を起こしそうな領域”を、ド素人が調べながら書いてみました。調べてみると、現時点のAI、まだまだほんの入り口というか、AIを作る=人間を作る、というゴールに対して、その手前のレベルである事分かってきました。

AIを知ろう! 第2回 確変を起こす領域

現時点のもの、どんなにすごいと言っても、将棋・囲碁の世界チャンピオンすら負かせてはいても、
トータルでは人間のように臨機応変な動き、思考はできていません。
今のAIは、一つの機能では人間の能力をはるかに超えるレベルに到達しているんですがね。

特定機能に特化したものは、我々の生活に当たり前のように入り込みだしています。
例えば、家電、エアコンや冷蔵庫などの温度調整機能や、インターネットで検索すると、
趣味嗜好をキャッチされ、以降のインターネットアクセスからしつこく追い回されます。(笑)
最近の自動操縦系のオプションを搭載している車もそうですよね!?
電気仕掛けのものは、もうAIがからまないものはないのかもしれません。(苦笑)

だから最近、キャンプが流行っているのは、皆その呪縛から逃れたがっているのかなあ?
なんて考えてしまいます。

そんな巷の状況の横では、研究ベースでは「汎用AI」を作ろうという動きが活発化しているようです。
汎用AIとは、正に人間の脳を人工で作るという試みです。人間を作るパーツは揃ってきたということなんでしょう。

汎用AIとはどういうものか?何を目指そうとしているのか?を紐解いてみたいと思います。

汎用AIとはどういうものか?

昨今のAIは、ディープラーニングなどのニューラルネットワークを使用した「モジュール」(プログラムの構成単位)をいくつか組み合わせることでできている。
つまり、特定の問題に応じて人間がモジュールを組み合わせてAIを設計している訳です。それに対して汎用AIとは、私たちの脳が普段から行っているように、必要に応じて複数のモジュールを自動的に組み合わせることを目指しています。臨機応変に自分自身の設計(プログラム)を変えることで、さまざまな問題を柔軟に解決できるようになる。すなわち、人間の指示や判断は必要なくなる、ということ。
うーーん、楽しみではあるけれど恐ろしさもあるなあ……汗

「シンギュラリティ」

皆さん、「シンギュラリティ」というワード聞いたことありますか?
アメリカのAI研究者、未来学者とも言われるレイ・カーツワイル博士が、2005年出版した著書の中で、2045年にAIが人間の知能を超える、と予測した地点を”シンギュラリティ”と呼んで広まったワードです。理系人間には、シンギュラリティ(特異点)と聞くだけで、結構ゾクゾク感があります。(笑)
ブラックホールも重力特異点ですね。

カーツワイルさん、ぽっと出のいかがわしい予言者ではありません。
かなりの精度で未来図を言い当てている立派な学者さんで、一部を紹介すると、1990年の著書の中では、インターネットの黎明期に、「検索エンジン」の登場を予測し、1997年に「Google」が設立され実現しています。また、「2000年までにコンピュータがチェスの世界王者に勝利する」と予測し、こちらも1997年にIBM社のスーパーコンピューター「Deep Blue」により実現しています。

シンギュラリティを迎えると、映画ターミネーターのような世界が訪れるのか?
それとも、人間と調和したユートピアを作るのか?

どっちに転ぶのか分かりませんが、見届けたいですね~

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