AIとの付き合い方

AIとの付き合い方

AIとの付き合い方

 

友人とワイガヤ雑談していて、有名人の名前が思い出せず、スマホを使ってヒントから検索して探し出す、なんて経験 今や普通ですよね!?(笑)

一方、「デジタル記憶喪失」という言葉をご存知ですか? 携帯電話(スマホ以前)も無い頃は、自宅や会社、友人宅の電話番号を10や20は誰しも記憶していたのではないでしょうか?

それが今や、会社はおろか、自宅すら怪しいのでは?(笑) もう番号を脳で記憶するというより、スマホに保存してあることを”記憶”していればいいわけです。

何が言いたいかというと、脳(とりわけ記憶)の使い方がスマホの出現の前後で大きく変わったということ。

スマホの出現で、巷では脳(記憶)が退化しているような論調もありますが、はたしてそうなのか?

 スマホの出現で脳は退化したか?

 

脳が意識して記憶すべき対象、事象が変わった、だけだと思います。

ある意味、スマホを外部記憶としてヒント(記憶)からたどり着くわけですから、以前は脳の中で行われていた一連の 作業が、一部外部に切り出されただけと言えるのではないでしょうか?

そこへもってきて、さらにAIの出現です。

考えることで脳を鍛えて向上させるという脳トレエクササイズの機会が減り、脳の退化につながるのでは? と危惧する声もあります。

仕事さえも奪われてしまう、と。

冒頭の有名人の名前をスマホを使わずウンウン思い出すのは、果たして脳にとって良いことなのか?

真剣に自力で思い出そうとしている間は、脳が活性化していますが、すぐに手がかりも無く実質的に何も考えていない状態になることが、脳科学の研究で明らかになっています。

ウンウン考えているように見えて実は何も考えていない状態より、AIを使って答えを見つけてしまい、そこから さらに思考を進める方が、脳が継続的に活性化している、という観点では間違いなくマルなのです……

 

これからのデジタルとの共存関係

 

デジタル機器、AIは正に”使いよう”、だと思ってます。

補助ツールとして、上記のように料理にかけるスパイスのごとく上手く使いこなすことで、脳を活性化しつつもより多くの情報を 処理することができる。

スマホを脳の外部記憶領域として、AIを思考の補助ツールとして、これらを上手く使って、目的達成を目指す指揮者が 現代の”脳”の役割だと思いますし、デジタルとの共存関係だと思います。

 

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